tetu式

ゲームと音楽・作曲の自己満足と悩みどころの多いプログラムのブログ。

Unity iOS端末で起動してみる。

Androidと比べて非常に手間がかかることで有名なiOS向けのビルド。

しかも無料でテストプレイすらさせてくれないし、有料は有料でクレジットカードが必要になったりとなかなか手出ししにくいものです・・・

今回ようやくiOSで開発中のアプリを起動する事が出来たので覚えてることをまとめ。
とりあえずUnityでエラー無く動くアプリが出来てることを前提に。




1.iOS Developer Programへの登録

いきなりお金払うところから。
iOS Developer Programに飛び、今すぐ登録ボタンをクリック、続けるをクリック。

日本語なのはここまで。
日本の開発者も多いと思うのでApple社には早いとこ対応してほしいとこです・・・
メールサポートとかは対応してるみたいですが。

次は開発者として登録するApple IDの選択になります。
既に持っているアカウントIDを使うなら上側の Existing Apple ID の Sign Inボタンをクリック。
新規にアカウントを作るなら下側の New Apple ID の Ccreate Apple IDをクリック。

新規にアカウントを作ってもいいですが基本的に日本人目線ではオススメしません。
ここの登録フォームも英語になってしまっているのでかなり苦労すること請け合いです。

流石にiOS端末を持ってないのにiOSアプリを作ってる人はいないと思うので、新規アカウントを作るならiOSの端末から 設定→iTunes & App Store の項目から新規に作った方がかなり楽だと思います。

とりあえず既存IDを使う方で進めます。


次は個人か企業かの選択。
左側が個人で右側が企業になります。
面倒なので代表者の個人登録が良いと思います。
左下の方にあるIndividualボタンをクリック。


次は開発者登録する Apple ID とそのパスワードの入力。
内容はいつも課金する時に入れてるパスワードと同じですよ。


次はよくある誓約書同意。
下にチェックボックスを入れるところがありますが、中を見ると法定年齢に達しているという文章があります。
要するに成人してるかどうかです。
登録の代表者が良ければまぁいいでしょう。


次、あなたに対する質問コーナー。
大げさに考える必要はないのでそこそこ適当に答えましょう。


次、いよいよ本登録に向けての個人情報入力。
名前はいいとして英語の住所はなかなか入力する機会がないので苦労します。
書き方とかググりながら頑張って入力してください。
また、既に登録した後に順を追いながらこれを書いてるのでここから先はほんとに覚えてる内容。
こちらの記事でこの後の内容は何とかなると思います。


購入まで終わり、注文完了のメールが届いたら一段落。


他の人の記事とかを見てると比較的早い段階でアクティベーションコードがついたメールが来るらしいのですが、自分のところは金曜日(2014/3/28)の15時に買って、メールが来たのが月曜日の9時。
月末、年度末というのが重なってたみたいで多分忙しかったのかもしれません。消費税とかもあるのかな。


で、送られてきたメールなのですが・・・アクティベーションコードがついてませんでした。
メールが合計3通届いたのですが、そのうち一つが日本語のサポートメール的なものでした。
そういえばなかなかアクティベーションコードのメールが来ませんよ、と電話してたのでひょっとすると向こうでアクティベーションもやってくれたのかもしれません。

実際、他の記事でほとんど記載されているアクティベーションコードの登録についてはやらなくても先に進めました。


2.XCodeのダウンロードと証明書作成

iOS Developer Programの登録が済んだら次はMacOSでの操作。
下準備はいろいろありますが先に必要なものをダウンロードしときます。

こちらに飛んでXcode 5をダウンロード。
既にMacに入っているXcodeのバージョンが5になってるなら不要かと思います。


ダウンロードしてる間に一作業、証明書を作成します。
基本的にはこちらの記事を元に進めて何とかなりましたが、参考記事のものはちょっと古いバージョンでやったものになっているのでiOS Developet Programの画像の内容が大分変わってます、が基本が同じ。

やる内容は証明書作ってiOS Developer Programに証明書を登録、登録された正式な証明書をMac側にインストール。


続いてテストビルドを行う端末情報の入力。
iOS Developer Programからも出来るはずなのですが、何故だか自分がやった時はろくに働いてくれませんでした。
で、結局Xcode 5に頼って解決。

まずはiOS実機をMacにUSB接続。
認識されたらダウンロード完了したXcode 5を起動し、メニューバーのWindow→Organizerを開きます。
するとそこに接続した実機の情報が出てくると思います。

端末をクリックし、右画面の左下にある +マークのAdd to Member Center をクリック。
ダイアログが出るのでAddをクリック。
ここでアカウントとパスワードを聞かれます。
iOS Developer Programで登録したアカウントとパスワードを入れましょう。
登録した時に入力した名前が出てくるので、それを選択してChooseボタンクリック。


他の記事でみた内容だとこの時点で証明書が登録されてない場合、ここで証明書を作って登録してくれるらしいです。
新しいMac環境が出来たらちょっと試してみたいかも。

これでiOS Developer Programに実機の情報が登録されます。


3.UnityのiOS用ビルドと起動

この辺りまで済んだらようやくUnity起動。待たせたな。


UnityでBuild Settingsを開き、iOSを選んでSwitch Platformをクリック。
Holdが済んだらPlayer Settingsボタンをクリックし、InspectorからOther Settingsを開き、Bundle Identifierに何か入力。

1か月ほど前の記事で書いた com.会社名.アプリ名 のやつです。

基本的にする事はこれだけ・・・のはず。
この入力が済んだらBuildをクリック。Xcodeを通さないと実機に入れられないのでBuild Runなんてものは存在しません。

一応ここのビルドはWindowsでやってもOK。あとからMacにビルドしたフォルダを送ってやってください。

ビルドしたフォルダ内にある Unity-iPhone.xcodeproj をダブルクリックしてXcodeを起動。
自分はここで微妙に詰まったのですが、ダブルクリックして開いたXcodeが既に入っていた古いバージョンのものが起動する可能性があります。
Macでの操作に慣れてないので昔のバージョンは上書きされて無くなるものと思ってた・・・
右クリックメニュー的なものを出して落としてきた最新版のXcodeで起動してやってください。

Xcodeが起動したら再生停止ボタンの右にあるところをチェック。
Unityのプロジェクト名 > 実機の名前 になっていればOK。この部分がビルド先になります。

そしたら再生ボタンをポチっと。
ビルド中に許可とか拒否みたいなダイアログ出てきたら許可をクリック。


これで終了。実機に見知らぬアイコンが追加されてると思うのでやってみてください。



おまけ。
Androidでは27.65MBだったアプリサイズがiOSだと100MBになった・・・どういうことなの。
ついでに動作もかなり重かった。

今後の課題。
とりあえずネットワーク一切関係ないビルドなら通りましたが、GooglePlayServicesを用いたやつはビルドしてくれませんでした。
対応した、という記事もほとんど見かけないですし、バージョン違いか何か分からないですがその通りにやっても動かなかったり。
ビルド中に必要になるframeworkの名前がそもそも違っていたり・・・
使えるようになればクロスプラットフォームでランキングのリーダーボードとか使えますが、どうせならiOSに標準で入ってるGame Centerに対応したいところ。

しかしこんな記事も・・・

長い目で見たらAndroidiOSもそこそこのシェアだと思うのでどっちも対応できるGooglePlayServicesの方がやっぱりいいかな・・・